震災から15年 熱血60歳「心の壁越える」相互理解目指し外国語習得(産経新聞)

 ■「ワールドルーム」教員・糀谷さん 

 「四十の手習い」でゼロから外国語の勉強を始め、今や韓国語や英語、中国語をあやつり、外国人の子供や外国にルーツを持つ日本人の子供に日本の文化や日本語を教えている教員が神戸にいる。神戸市立港島小学校(同市中央区)の「ワールドルーム」担当教員、糀谷(こうじたに)博さん(60)。日本人と外国人の間にある心の壁の高さを知って「外国人に日本のことを教えたい」と決意させたのは、阪神大震災だった。

 「ワールドルーム」は、神戸市内の小学校が独自に設けている外国籍の子供たちを教える特別教室で、市内に4校しかない。港島小のワールドルームには現在、ロシアやエジプトなど10カ国の児童約40人が在籍。糀谷さんは5年前に赴任し、すでに100人以上の卒業生を送り出した。

 同市兵庫区内の小学校で教師をしていたとき、震災に遭った。自宅は半壊になったが、幸い自身や家族にけがはなかった。一方、勤務先の体育館は避難所となり、しばらく極限状態の生活が続いた。そんな中、糀谷さんの心を痛めたのは、日本人と外国籍の人との対立だった。

 ささいな理由で親同士がけんかになる。高齢の外国籍の男性は、何度話しかけても答えてくれなかった。通信会社が無料で電話を設置したところ、日本人から「外国人ばかりが使っている」と苦情がきた。

 「こんなに近くで生活していながら、心の壁はこんなにも厚くて高いのか」。外国籍の人が多い同市長田区育ちの糀谷さんですら、震災で初めて思い知らされた。だが、打ちひしがれてばかりはいられない。「相互理解のために、外国の子供を教える教師になりたい」。その日から自分自身との闘いが始まった。

 外国語は全くできなかったが、毎年夏に語学研修のため外国に渡って“猛特訓”。短期間の勉強にもかかわらず3カ国語をマスターし、平成17年に港島小のワールドルーム教諭となった。

 授業では、日本語のわからない子供たちにも外国語でやさしく語りかけ、まず言葉の壁から取り除いていくことを心掛けている。

 糀谷さんは今年3月に定年を迎えるが、再任用制度を利用し、今後もワールドルームで教壇に立ち続けたいという希望を持っている。「いずれ、アジアの国に日本語学校を開きたい」。還暦で、震災から15年となる大きな節目に、さらなる大きな夢を描いている。

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